老人や妊婦の足のむくみ

老人や妊婦の足のむくみ

 一般には「足のむくみ」というと、通勤でブーツを履いたり、仕事中にゆとりのない服装をしている若い女性によく見られる症状という気がしますが、しかしこの「足のむくみ」というのは、若い女性だけに見られる症状ではなく、男性にも、そして高齢の方にも多い症状です。
 そもそもこの「足のむくみ」の大きな原因のひとつとなるのが、「足の筋肉の筋力の低下」であることはすでに解明されており、つまり、運動不足の人、またはその状況に陥りやすい境遇の人は、足のむくみを発症しやすいと言えることになります。

 

運動不足になりやすい人というと、当然ご高齢の方はなかなか満足に足を鍛えることができなくなってしまうケースが多くなります。足の筋肉の筋力が低下することによって、リンパの流れが悪くなってしまい、足のむくみが現れるようになります。ですから、若い人に比べるとどうしても運動量が少なくなりがちのお年寄りの足のむくみというのは、非常に多くなります。

 

寝たきりになってしまったお年寄りは、よく足のマッサージをしてもらうとすごく気持ちがいいという話を聞きますが、これもマッサージによって足のむくみが解消されていることを示しています。寝たきりともなってしまうと、運動不足という次元では表現できないほどの運動不足にどうしても陥ってしまうわけですから、健常なお年寄りに比べても、はるかに足のむくみに苦しまなければならないケースは多くなります。
そして、運動不足という以外にも、ホルモンバランスの崩れなどが原因となって足がむくむケースも少なくありません。その典型であるのが、妊婦さんです。

 

 

妊婦さんの場合、特に妊娠中期以降になると、ほとんどの妊婦さんが慢性的な足のむくみに悩まされることになります。これはもちろん、身重だからという理由で運動不足に陥ってしまうことも大きな原因ですが、それ以上に、この時期特有のホルモンバランスの崩れによって起こっていると考えられます。

 

ただ、妊婦さんの場合は、基本的にこれが何らかの病気が原因となっているという場合はごくまれですので、むしろ「こういうものだ」というくらいの自然現象として認識しておかれるとよいでしょう。
このように、足のむくみはだれにでも起こる現象で、その理由や原因は非常に多岐にわたることがおわかりいただけたかと思います。ただ、基本的には、運動不足や水分不足を含め、何らかの原因があると考えられますので、できるだけ心当たりがある部分に関しては、自分の力で改善する方向で考えるようにしてください。

 

また、あまりにも長期にわたってむくみが解消されない場合や、不快感が強い場合は、我慢せずにお医者さんで診てもらってください。